2024年01月16日

感情を感じるってどういうこと?

前の投稿では、感情は抑えることでなくならない、ではどうすればいいかと言うと、

感情は感じればいい、

とお伝えしました。



小さい子どもなら、滞った感情を体を思い切り使って表現するのは、感情を感じてスッキリさせるのに有効です。


ただ、大人(ある程度大人の仲間入りしている子ども含む)だとそうはいかない。


感情を抑えがちだった人ほど、表現することに抵抗があり、羞恥心など余計なものが入り込むからです。



また、大人は肉体を使って表現しなくても、感情を感じることができます。



じゃあ、どうすりゃいいのかっというと、静かに集中して、感情のエネルギーを感じるんです。



ほら、感情って、肉体的な感覚があるじゃないですか?



怒りだったら、頭にカッとくるような感じとか、不安だったら胸がモヤモヤするとか、悲しみだったらズーンと重く何かがのしかかる感じとか、



そんな肉体的な感覚を感じることが、感情のエネルギーを感じることにつながります。



はっきりした感覚が感じられない場合は、自分にエネルギーの性質を問いかけながら感じるとやりやすいかもしれません。



例えば、子どもが言うことを聞かなくてイライラしてしようがない人がいたとします。


そしたらそのイライラする場面を思い出し、イライラを感じながら以下のように問いかけるんです。



・怒りのエネルギーは体のどの辺りにある感じがする?


・怒りのエネルギーは動いてる?止まってる? 動いているとしたらどんな感じで動いてる?


・怒りのエネルギーの性質はどんな感じ? 固い石みたいとか、どろどろしてるとか、モヤモヤした霧みたいとか、ふわふわした綿のようとか、何かある?


・怒りのエネルギーに色はある?あるとしたらどんな色?


・怒りのエネルギーの温度は?暑かったり冷たかったりする?



その人の怒りのエネルギーは、胸から頭にかけて突き上げるように動いていて、石のように固くて、燃えるように熱くて、真っ赤、だいたい野球ボールくらいの大きさと形状、だとしましょう。



そしたら、その、胸から頭にかけて突き上げるように動いている、燃えるように熱くて、真っ赤で、石のように固い野球ボールのようなエネルギーをじっと、集中して感じるんです。



じっとじっとじーーーーーーっと感じ続けて・・・



うまくいけば、(あれ?何に怒ってたんだっけ?ってか私怒ってた?)くらいになるくらい、感情がスッキリと消えてなくなりますよ。



まぁ、最初からそううまくはいかないことが多いけど、でも適切に感じれば感じるほど、滞った感情のエネルギーは、さらさらとほぐれて流れていくから、試してみる価値は大いにあります!



感情を抑えても全然うまくいかない、って人はトライしてみてください。



でもね、子どもの感情も自分の感情も、一人では手に負えないって人は、一人で抱え込まずに感情カウンセリングを利用してください!



人のサポートを受けるってのも、根本的に現状を変えていくのに有効ですよ。




感情カウンセリングとは




感情カウンセラー 八神詠子






感情を感じるってどういうこと?






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